現状コスパ最強!?TWSイヤホン EarFun【 Air Pro 3】を4か月使って分かって分かった【悪い点6つ】【良い点7つ】ガジェットレビュー

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ずっと使っていたワイヤレスイヤホンがある日壊れた。片方だけ充電できなくなるっていうよくあるパターンだった。新しいワイヤレスイヤホンを探してたがどれも1万円オーバーで高いか、怪しい中華製の製品ばっかり。しばらく我慢して使っていたそんなある日、あのAnkerすらも上回るコスパ最強のイヤホンが発売されて話題になっていたので、さっそく買ってみた。

  • 一万円以下でTWSイヤホンが欲しい
  • ノイズキャンセリングや外音取り込みを安く試してみたい
  • 怪しい製品を買ってすぐ壊れるのは嫌だ
  • 音質は拘らないからとにかくコスパがよいものが欲しい

そんな人たちにおすすめの商品なので是非この記事を参考にしてほしい。

目次

TWSイヤホンって何?

黄色の表面に白いリンゴのエアポッド

商品の話の前にTWSイヤホンについて簡単に説明しよう

正式名称は【True Wireless Stereo】イヤホンといいフルワイヤレスとか、完全ワイヤレスとか言われているけど全部同じ意味で、右耳と左耳のイヤホン部分がそれぞれ独立しているイヤホンのこと

他には接続機器とケーブルで物理的につながった有線イヤホン、両耳のイヤホン部分が繋がっている左右一体型イヤホンっていうものもある。今回のAir Pro 3はTWSイヤホンなのでAirPodsと同じような形状だ

【結論】2023年上半期最高レベルのコスパを誇るイヤホン

まず結論を先に行ってしまうと、このイヤホンのコスパは最高レベルだ。まさか一万円以下でこれほどの多機能だとは思わなかった。予算一万円以下ならこれを買えば間違いないだろうし、特定の機能が欲しくない限りは2万円以上のイヤホンを買わない限り違いを実感するのは難しいだろう。それ程のこだわりがあるなら素直に5万円出すほうがいい。

流石にAir Podsのような3万円超えのイヤホンとは音質、外音取り込み等の機能は比べるべくもないが、音が聞こえればいいと思っている私のような人間にはピッタリの製品だ。

EarFun Air Pro 3の悪い点

しかしそんな完璧に見えるAir Pro3にも弱点はある。

  • タッチ操作にコツが必要
  • 外音取り込み機能はギリギリ使えるレベル
  • ノイキャンはこもった感じがする
  • 片耳で使うとモード切替ができない
  • アプリがイヤホンを認識するのが遅い
  • 使っていくうちにケースがダサくなる

以上の6つだ、一つずつ解説していく。

タッチ操作にコツが必要

Air Pro3本体はいわゆるうどん型と呼ばれる形状でスピーカー部分からマイク部が伸びているんだが、タッチ操作はスピーカー部分にある。基本的にタッチ操作の製品はこの位置なんだけど、最初は操作しづらかった。

手を降ろした状態から耳元に持って行って操作するときに一発でタッチ部分に指を置くのが難しい、どうしてもマイク部分や耳たぶを触ってしまうことがあった。同時期にコスパ最強と話題だったAnkerのsoundcore liberty4はマイク部分の感圧式センサーで操作できるから、そっちのほうが操作はしやすいと思う。

この問題は中指を顔に当て軸にして安定させたうえで、人差し指でセンサー部をタッチすることである程度解決できた。値段を考えると感圧式は難しいのかもしれないし、慣れと工夫でどうにかできたが気になる人はいるだろう。

外音取り込み機能はギリギリ使えるレベル

この値段だから期待はしていなかったが、外音取り込み機能はギリギリ使えるレベル。これを目的に購入するのはおすすめしない。私が前使っていたAVIOTのイヤホンはホワイトノイズまみれで使えたものではなかったが、それよりは良いってレベルで、機械で調整された感マシマシなのでAirPodsなどの高級イヤホンとは比較にならない。私は会話するときなどは素直に外している。

家で使う分には問題ないが、外出時等の人が往来している道路などで使うのはやめて素直に片耳で使うか外したほうがいい、微妙な機能を無理に使ったせいで事故に遭って人生を終わらせたくはないだろう。

ノイキャンはこもった感じがする

ノイキャンは使ってみると確かに効果を感じるが、オンにした瞬間耳に詰め物でもしたかのような耳詰まり感が出てしまう。私は片耳に入れて、youtubeの動画を聞きながら掃除機を掛けている時にオンにしているが、ノイキャンのおかげで掃除機の音があっても問題なく音が聞けている。だが掃除機を停止させて静かになるとこもった感じがあってちょっと気持ち悪いのですぐノーマルモードか外音取り込みモードにしている。AirPro3はカナル型イヤホンで密閉性が高いので、ノイキャンはなくてもある程度効果を実感できるの為、最近はあまり使っていない。

片耳で使うとモード切替ができない

これはAirPro3に限った話ではないのだが、TWSイヤホンは片耳で使うと本体のタッチ操作等でノイキャン、外音取り込み、通常モードが切り替えできないものがほとんどだ。片耳でモード切替をする人なんて少数派だからメーカーの判断は正しいのかもしれないが、私のような基本片耳で使用する人間にとってはもどかしい。アプリ内で切り替えができるのでそっちで切り替えているが、今度は新しい問題が発生してしまう。

アプリがイヤホンを認識するのが遅い

AirPro3はEarFun製品用のスマホアプリ【EarFun Audio】に対応していて、ここからタッチ操作の機能割り当てや、モード切替、イコライザーの設定ができる。特にイコライザーは大切で、この価格帯の製品によくある低音が効きすぎるという点もこのイコライザーで問題ないレベルに調整ができるので、AirPro3を購入したら是非DLしてほしい。

しかし、このアプリを開いてから接続済みのイヤホンを認識するのが遅い。自分だけかと思ったがイヤホンと私のiPhone13のBluetooth接続速度は良好で、App storeのレビューでもそういった意見が散見されるので、アプリ側の問題の可能性が高い。早いときは1秒足らずで認識するが、遅いときは5~8秒くらい待たされる事もあるのでプチストレスになる。私は片耳で使う関係上モード切替のためにアプリを開くことも多いので、この点は早急に改善をしてほしい。

使っていくうちにケースがダサくなる

今までは機能面での弱点を語ったが、最後は外観の話になる。これは4か月使用した私のAirPro3なんだが、ご覧のとおりマッドな表面仕上げが使っていくうちに剥げてまばら模様になってしまっている。元々ケースの外観は見るからに安物っていう感じだったんだが剥げてくると余計安物に見えてしまう。機能面では全く影響が出ていないのだが、イヤホン本体のデザインが悪くないだけにケースのデザインが勿体ない。見栄えを気にする人は注意したほうがいいだろう。

幸いにも現在は私が購入したブラックの他にオフホワイト、ネイビー、ピンクとあるので、ネイビー以外はブラックよりは剥げも目立たないかもしれない。ただ剥げるという根本的な部分は変わっていないだろうから過度な期待は禁物だ。

EarFun Air Pro 3の良い点

今まで悪い点ばかりを挙げていたが勿論いい点もたくさんある。

  • セール時7000円以下なのに全部入り
  • アプリのイコライザーで好きなように調整できる
  • ゲームモードで低遅延
  • 連続再生時間が9時間
  • タッチ操作をカスタマイズ可能
  • 長時間つけていても耳が痛くならない
  • 保証期間が18か月と長い

一つずつ解説していく

セール時7000円以下なのに全部入り

これが最大の長所といえるだろう。ノイキャン、外音取り込み、無線充電、専用アプリ等のイヤホンに欲しい機能が全部入ってこの値段は素晴らしい。最近発売されたAnkerのsoundcore liberty4 NCとのスペックを比較したものが以下の通り

EarFun Air Pro 3Soundcore Liberty 4 NC
価格8990円(セール時6790円)※12999円(セール履歴なし)※
Bluetooth規格5.35.3
外音取り込み機能
ノイズキャンセリング-43dB-43dB
コーデックSBC / AAC / aptX AdaptiveSBC / AAC / LDAC
再生時間9時間 NC有7時間 10時間 NC有8時間
ケース込み再生時間最大45時間最大50時間 NC有40時間
マルチポイント接続対応対応
専用アプリ
ワイヤレス充電対応対応
操作方法タッチ式タッチ式
カラーバリエーションブラック オフホワイト ネイビー ピンクブラック ホワイト ネイビー ピンク ライトブルー
防水規格IPX5IPX4
その他機能ゲームモード(遅延55ms)HearID(音質自動調整)
保証期間18か月18か月(公式HP登録で24か月)
※2023/9/19現在のセール価格

私はEarFun Air Pro3しか使っていないので実際の使用感の比較はできないが、カタログスペック上は13000円の最新イヤホンに見劣りしないどころか防水規格の面ではむしろ勝ってしまっている、にもかかわらずセールで7000円弱で購入できるのはコスパが狂っていると思う。

無線充電に至ってはAirPro3の購入をきっかけに充電器を購入してしまったくらいで、おかげで日々の充電が快適になった。私が購入したときはブラックしかなかったが、現在は4色展開なのでよりおすすめできる。

アプリのイコライザーで好きなように調整できる

専用アプリ【EarFun Audio】を使えばイコライザーで音を好みのバランスにすることができる。AirPro3は低価格イヤホンにありがちな低音が強く高音が弱いバランスだが、それをイコライザーで調整すればバランスよくできる。画像は私のイコライザー設定だ、音楽はあまり詳しくないので体感的にいい感じに調整したが、高音域を強く、低音は少し抑え目で調整してみた。これだけでデフォルトの音とは全然違うと音楽素人でも理解できるくらいは調整幅が広い。

更に下のRockやJassなどを選べば予め用意されたイコライザーを使うこともできるし、そこからちょっと調整して自分のオリジナルとして保存することもできる。一からマニュアルで調整するのが面倒だという人も安心だ。

ゲームモードで低遅延

機能の一つにゲームモードと呼ばれる機能があるんだけど、これが地味に嬉しい。私は趣味で音ゲーをたしなんでいるが、通常モードでは音ズレがひどくて音ゲーができないレベル。しかしゲームモードをオンにすると遅延が抑えられて快適になる。公式では遅延55msになるらしいが体感でそれがわかるレベルで変化する。それでも意識を集中させると若干遅延を感じるかな?というくらいは遅延が残る。こればっかりは現状どのワイヤレスイヤホンでも0には出来ないから仕方ない。

普段動画を見たりする分には通常モードでも十分だが、音ゲーなどをガチではないがストレスなく楽しみたいならあって損はないと思う。

連続再生時間9時間

連続再生時間が通常で9時間、ノイキャン有で7時間と必要十分。私のように片耳で使う人間は万が一片耳が充電切れになってももう片方を付ければ永久にイヤホンを付けていられる。さすがに9時間つけっぱなしだと耳が蒸れてしまうので外しているが、休日は外すのが面倒で朝から夕方までずっとつけていることもある。常に音楽再生をしているわけではないとはいえ、それでも充電が0にならないのだから音を出さない接続だけの待機状態も含めれば丸一日使えてしまうのではないだろうかとさえ思う。

タッチ操作をカスタマイズ可能

AirPro3はタッチ操作で色々とできる。1~3タップ、長押しの4つ。それが左右で合計8つある。

私は1タップで再生停止、2タップで次の曲、3タップでゲームモード(左耳)/モード切替(右耳)、長押しで音声アシスタントにしている。更にモード切替は通常モードを跨がずに外音取り込み⇔ノイキャンを切り替えられるので優秀。

7000円弱でこれは十分と言えるだろう。

長時間つけていても耳が痛くならない

これはAirPro3が、というよりうどん型全般に言えることだがうどん部分がない所謂豆型のイヤホンは落下しないように耳にねじ込む必要があるものが多い。私も前回使っていたAVIOTのイヤホンは豆型で毎回耳にねじ込んでいたが、長時間つけているとイヤホンが耳を圧迫して耳が痛くなってしまい、付けたままはせいぜい半日が限界だった。

うどん型はフックのような形状になっているので、耳の奥までねじ込む必要がなく耳穴に軽く入れて後は引っかけるだけ。再生時間が9時間と長いことも相まって一日中つけることもできる。

ランニングなどの激しい運動は危ないかもしれないが日常生活をする上ではほとんど外れることはない

保証期間が18か月と長い

安い中華製品と言えば品質保証なんてあって無いようなもの。すぐ壊れるし、連絡しても繋がらなかったりそもそも公式ページがないなんてざらだがEarFunはちゃんと公式サイトもあるし、保証も18か月と長い。

私はこの4か月で5回くらいケース毎落下させてしまったが、壊れることなく使えているので耐久性もしっかりしてる。

この保証期間が切れる頃には新しいコスパ最強イヤホンが出ているだろうし、出ていなくても7000円以下ならまた買ってもいいかってなる。イヤホンも消耗品だから、買い替えによるコストも考えないといけない。

【おまけ】製品は素晴らしいが…

製品とは直接関係ないのだが、一点だけ伝えておきたいことがある。

私がAirPro3を購入したのはAmazonだったので、そのまま簡単なレビューを☆3で投稿した。それから数日後EarFun公式からメールが届いたのだ。何かと思い確認してみると…なんと製品に不満があるなら返金か別の製品をタダでお送りしますという内容のものだったのだ。

中華製品でこの手のメールは怪しい、嘘のレビューをして金銭を貰う、所謂サクラレビューの依頼は中華製品あるあるだ。しかしメールにはサクラをしてくれという内容の文言はなかったので、私は「この製品に不満はありますがおおむね満足しています。返金されたとしても製品が改善されない限りレビューを変えるつもりはありません」と返信してみた。その後EarFunは「レビューで言っていたこの部分、別のパーツを送りましょうか?」等としつこかったので、私は「物は要らないから返金したいなら返金すればいい」と強気なメールを送った。そうしたらなんと購入金額全額が返金されたとAmazonからメールが届いたのだ!そしてEarFunから「満足していただけたならレビューを☆5に変更していただけませんか?」というサクラレビューの依頼が届いた。ダウト

私はAmazonの規約違反としてそのままAmazonカスタマーへ連絡し、レビューの星は変えることなくやり取りを終了した。事前に何を貰ってもレビューは変えないと言ったのに勝手に返金したのは向こうだし、私が何かEarFunから文句を言われる筋合いはないからだ。これからブランドを確立する上でこのような規約違反を行うというのは非常に残念だ。製品が良いものであるのがより残念さを強調してしまっている。これに懲りてこれからは全うに商売をしてほしいものだ、第二のAukerを目指しているのだとすれば尚更に。

メーカーのやり方に難ありだが製品は間違いなくおすすめ

最後に悲しい事件が起きてしまったが製品は間違いなくコスパ最強だし、イヤホンは音が聞けたら満足、ノイキャンとか外音取り込みも試したいな人にとってこれほどいい製品もそうそうないだろう。今後はAirPodsのような高級イヤホン市場と1万円前後でコスパを争う市場の二極化するのではないだろうか?2年後にはこの値段でもっといいイヤホンが買えることを期待して私は今日もAirPro3を使っていくことにする。

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